シリーズ:知られざる障害の実態

その3

聴覚障害の程度



聴覚障害は見て分からない障害です。それゆえに、さまざまな偏見を受けます。

今回は、聴力検査に使われる、指標(dB;デシベル)による障害の重さと 音の大きさ、聞こえの程度についてまとめました。

聴力 実際の音(発音源から10センチ程度) 聞こえの程度 聴覚障害の程度
0dB 健聴者が聴き取れる最も小さい音   正常
20dB   会話が聞き取り難かったり、間違えることがある程度
30dB     軽度難聴
40dB 静かな会話 普通の話し声がやっと聞き取れる程度
50dB     中度難聴
60dB 普通の話し声 大声で話せばなんとか聞き取れる程度
70dB     高度難聴
80dB 大きな声の会話 電車がホームに入る音が感じられる程度
90dB 怒鳴り声や叫び声  
100dB 耳元での叫び声   ろう
120dB かなり近くからのサイレン 飛行機の爆音が感じられる程度

これは、あくまでも指標であり、実際とは若干違います。また、聴力検査では、音が聞こえたと 認識できたもっとも小さい音の大きさを記録するため、聴力レベル+10dBで聞き取れる大きさと なります。


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